冬休みから、聡太郎と庸子と交換日記をしています。
きっかけは以前読んだ作家の自伝です。子ども時代に作文で乙をもらって帰ってきたら、お母さんが「作文が書けないのはよくない」と言って、毎日作文を書かされた。添削も厳しくて、どんなにイヤでも書かねば許してもらえなかった。おかげで今はどんな文章でも書くことができる、という内容でした。
確かにこれからは文章で表現できないとまずいよなあ。コミュニケーションがメールで文章だし、ブログやツイッターにしたって文章表現ですもんね。それに子どもたちには、似たような意味の単語でも、今どれが最もふさわしい言葉か吟味できる人になってほしい。自分の感情を表すときでも、どう言えばいちばん伝わるかと考えながら話してほしい。その気持ちがあれば、大体の問題は自分で解決できるような気がするので。
で、作文というといやがるだろうし、交換日記ならどうだろうと持ちかけてみたら、やろうやろうと前向きだったので、聡太郎とまず始めました。A5サイズのリングノート1ページに大きい文字で3行くらいの日記。「今日学校がはじまりました。楽しかったです」みたいな日記。くそー、でも最初だしな。まずは続けよう。5行くらいさらっと書けるようになったら、それだけでもいいじゃない、と自分のハードルをぐいぐい引き下げる出だしでしたが、その頃からあまり変化なく今日まで来ています。
私が小学生のとき、日記を先生に提出するという宿題は定番で、どんなに一生懸命書いても、先生の感想が「よかったね」「がんばりましょう」で、すっかりやる気が失せたのを覚えているので、こちらは一生懸命感想を書こうと思って、私がほとんどページを埋めています。
途中から庸子も始めたのですが、庸子も漢字が多いという違いはあるものの、内容は聡太郎と似たりよったりで、やっぱり私がページを埋めています。
やめたいと言われるまでは続けようと思いますが、徒労の感もなきにしもあらず。
でも5年たって見返したら、これが宝になったりするかもしれないし!
ま、もちょっと、あと5行書いてくれたら、お母さん嬉しいかも!
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