あほか。季節のグリーティング、タイミングはずしてどないすんねん。毎年毎年、みんなくれるのわかってるんやから、今年はさすがに何か用意したんかと思ってたわ。いや、みんなどんなんするんかなと思って…Rちゃんはチロル買ってきてて、私もそれはチラッと考えたんやけど、みんなこんな豪華な手作りに対して、チロル1個いうのんもどうかと思う、結果あげんでよかったわ〜。てなことを言う。
私の感覚からしたら、チロルでもタイミングを外さなかったということが大事かと思うのだけど…彼女の考えることはよくわからん。
お返し、どうすんの。私も作るよ?明日か明後日か…今週末か…なんやったら今月中くらいの感じで。
彼女の高校は補講が普通にあって、毎日帰宅は21時半くらい。宿題もあるしで、現実的に平日作るのはむずかしい。作り慣れてるわけでもないのだから、スキマ時間を見つけて作るなんてことはできない。わかった…お母さんが作ったるわ。ということで、
乾かしてるとこ。

私がせっせと作業していると、長男がやってきて、何も言わずに手伝ってくれる。これ、お姉ちゃん、自分で作ったって言って渡すんかな?いや、そこまで厚顔ではないらしい。あえて何も言わずに渡して、これ長女が作ったの?と聞かれたときに、ううんお母さん、と言うらしいよ。最初には言わへんのや…。うん最初にはね…そこが彼女のなんというか世渡り上手な面や…。
ちなみに長男、昨年ホワイトデーの日。クラスの男子と、お返しどうする?って相談して、何か買う?と言ってたら、その友人が
「手作りもらったのに、市販品を返したら失礼にあたるやろ。手作りする」
と言い、その子ん家の台所をお借りして、2人でクッキーを作る、というので、えええどうすんのんな。材料買いに行って、そっから奴ん家で作る。というので、レシピわいな!と聞くと、YouTubeで見ながら作ると言うので、ほほーと感心してしまった。なるほどなあ…下手に文字レシピやと、作れる人間からしたら当然の工程でつまづいたりするもんなあ…私も新婚時、料理本によく出てくる記述の、実際の行動がわからず困ったこと何度もあったもん。
それで彼ら、その日のうちに、ココアとバニラのうずまきクッキーを作って、持っていくまでしてた。これについては深く感心した。お友達がスバラシイ。
後日、クラスの連絡網回ってきたときに「あのー…長男くんに、ホワイトデーに結構なものいただきまして」ってお母さんから言われたので「ああ!◯◯さんにお返ししたのですね。ごめんなさい。私、どなたからいただいたのかも知らなくって。失礼いたしました。実物も見てなくて、どんなものをお渡ししたのかも知らずで、食べれるものでしたか?」って聞いたら「いえいえ、本当においしくて、きれいにできてたので、娘と、これはお母さんが作らはったんやなって言ってたんですよ」「あれは長男がお友達と2人で作って…」「え!本当に?やとしたら娘より上手でした」ってほめて下さって、くれた子もすてきなお家で暮らしてるすてきなお嬢さんということがわかって、嬉しかったです。
それが昨年の長男すてきエピソード。
長女は昨年も同じことしてたのに、今年も忘れてた…。ほんまは私が家のを作るけど、あんたもいる?って聞いてあげるべきなんでしょうな。なんか、言うてけえへんもん、別に私から提案せんでもええやろ、必要やったらアクション起こしなさいと思ってしまうんよね…。私が聞けば、毎年のこのゴタゴタは一発で収束するのに。なんでやろ…。