「HEY!HEY!HEY!」で明菜特集を見ました。この番組、ミッツマングローブやクリス、マツコデラックスが秀逸。彼らが出ている懐メロコーナーが非常におもしろい。中学生のときに聖子・明菜の時代だったのですが、私がむさぼるようにMTVを見始めたのもその頃。洋楽に傾倒していたので、興味がなかったのですね。しかしそんな私でも「スローモーション」「少女A」「1/2の神話」「飾りじゃないのよ涙は」…歌える。これが昭和のすごいとこですよねー。「ルビーの指輪」も歌えるし「ワインレッドの心」も歌えるし「メリーアン」も「春咲小紅」も「恋人よ」も。ベストテンに出ていた歌はだいたい口ずさめるの。不良の女の子的な売り出し方をしていた明菜を、当時はあまり好きではありませんでした。ところが先日見た「夜のヒットスタジオ」の映像は!
歌いながらすっと上げた手の向こうに何かが見えたよ!若いときから何を背負っていたのと尋ねたくなる…、一言でいうと、暗い。はしゃいでても、暗い。あの薄幸な感じは今の子にはないなあ〜とかえって新鮮でした。で、まとめて聞きたくなって、買いました。「Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~」。彼女のその後も知った今となっては、歌詞がつらい。何でトキコカトー、この詞を書くかなあと思ってしまう。悲しい。かわいそう。しんどい…。しかし、それも含め、歌なのですね。歌謡の世界…うーん、味わい深い!
彼女の人気なら大丈夫だということなのか、楽曲からも攻めを感じます。フュージョンやエスニック、R&Bを彷彿とさせるイントロ。へえ、こんなに面白く作ってあったのか。まったくもって喰わず嫌いでございましたよ。
どうせなら何かもう一個昭和を買おうとセレクトしたのが「エッセンシャル・ベスト庄野真代」。懐かしさどんぴしゃりではないのだけど、このへんの軽〜いおしゃれサウンドも確かにあった、あったって思い出して楽しいです。好きなのは「飛んでイスタンブール」ではなくて、「中央フリーウェイ」のラインです。歌謡色が強いのは「飛んで…」の方ですけどね!これ聞いたら、EPO(土曜の夜はパラダイス)とか大橋純子(クリスタルシティーとかセンチメンタルレディーの頃)も聞きたくなってきたぞー。渋谷系(これまたなつかすぃー)がはやったときに買った中古CDがあったような…。
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