2011年10月17日月曜日

泣いた話。

「I LOVE R&B presents R&B X’MAS」をイーブックオフで100円で買ったら、思いのほか名盤でした。ジャクソン5「ママがサンタにキスをした」で、マイケルの歌声が聞こえた瞬間、こみあげるものがありました。この頃は白くなかったし、鼻もどかっと大きかったし、でもこんな声で歌ってたんだなあ。歌うのが好きみたいな声で…こんなふうに歌っていた子が、その後必死に生きて、そして死んでしまったんだなあと思って、はじめて悲しいと思いました。小さな子どもが事故で死んでしまったと聞いたときと同じ悲しさでした。
子どもが塾に行き始めました。読書が推奨されているのだけど、塾で選んだ100冊というのがあり、いわゆる名作ばかりではないのが気に入って、まだ読んだことのなかった本を少しずつ集めています。子どもはなかなか読みませんが、私が読むので、しかも売れた本が多いのか、ブックオフで100円くらいになってる本が多いので、ネットでまとめて買って読んでいます。 「西の魔女が死んだ」は、壮大な話です。昔の童話のような、うつくしいきれいなお話でした。読み終わったとき、声を出して泣いてしまいました。せつないのではなくて、うれしくて、生きていてよかったと思えるお話でした。ヨウコにも読んでほしいなあ。でも子どもには抵抗のある内容かもな。 「青空のむこう」も、泣きのポイントが狙い過ぎであざとく感じるけど、やっぱり泣いてしまいます。姉と弟というのが私にはぐっと来ました。脳内でヨウコとソウタロウに変換して読みました。 本を読むのはいいですね。短いお話でも、読み終わった後の爽快感がある。記憶が呼び起こされて、いろんな感情がわいてきます。スッキリして、思いの丈を全部ぶちまけたような感じに似ているのがおもしろいです。

2011年10月11日火曜日

+Jファイナルコレクションのレビュー。

9月の発売日当日に、鼻息荒く購入したのが以下の5点。
プレミアムコットンクルーネックTは黒と白のXL。 ローゲージタートルネックセーターは黒のXL。 メリノリブタートルネックセーターも黒のXL。 ウールドロップショルダーコートはネイビーのXL。 ダウンシェープドラインジャケットはオリーブのXLを注文しましたが、試着して購入せず。
今季にXLサイズがあったのはうれしい驚きでした。Lで入るとはいえ、どの商品もあと少し余裕があればもっとよいと思っていたので。とはいえ、ボトムスははXLでも無理だろうと思います。夏からあきらめ気味のリバウンドで独身時代くらいまで戻ってしまい、もう今後は痩せる気がまったくしないし、ボトムスはあきらめました。
クルーネックTは毎回1〜2枚買いますが、個人的には最初のコレクションのが、襟ぐりや袖周りが着心地よく、透けず、好きでした。3枚持っていますが、私はカットソーのお腹に穴をあける悪癖があるので(エプロンせずに台所にもたれて家事をするのが最大の原因だと思います)、今着ているのがくたびれたときのために、今回も黒と白を1枚ずつ買いました。これだけはXLじゃなくてLでもよかったかなと思いました。肩の切り替えのラインが少しだけ内に入ることで、すっきりきれいに見えるのがいいのに、サイズをあげたことによって、普通のロンTぽくなっちゃいました。脇のラインが裾になるにしたがって、前にカーブを描くデザインになっています。ゆったり着られる人はいいと思うのですが、私はお腹周りばっつりなので、なんとなく太って見えるなあと思いました。素材は1番最初のコレクションのように、柔らかく、着心地がよいです。
メリノリブタートルネックセーターは一見あまりにも普通過ぎて、最後まで買うのをためらったけど、いちばん納得感のあるものでした。非常にいいです。着やすく、首の長さがしっかりありますし、体に添うけど、ラインは出にくい。リブのでこぼこが独特で、無地なんですが表情豊かです。
Tシャツやセーターは、無地でシンプルなデザインのものがユニクロ本体からも出るのですが、+Jは少々高めでもこの着丈と袖丈の長いのが貴重なのです。買っておかないと真冬に手首やお腹が出て「寒い!」と後悔するのがわかっているので、がっつり買いました。
そういう意味でも、ローゲージタートルセーターは、着丈が短めだし、脇の裾が深くスリットが入っていて1枚では着られないので、ふだん着というよりは、遊びの要素を求めて購入しました。ワードローブは、黒と白と決めているので、カッティングや素材で遊ばないと、いっつも同じになります。結果として、いっつも同じ格好をしているのですが、たんすにアレがあるのでいざおしゃれっぽくするときにはアレを着るぞと思っているだけで、なんか違うような気がします。
ウールドロップショルダーコートは今季一番期待して買ったコートです。期待通り…いや、それ以上でした。トラッド風だけど、少し「抜け」があって着やすそうです。黒があると思っていたら、茶、ダークグリーン、紺の3色展開で、ダークグリーンと悩みましたが、より黒に近い方の色ということで、紺にしました。どや!と威圧感のあるデザインが多い+Jぽくない、ゆるめの雰囲気です。タートルとデニムで地味〜に着たいです。私の好きなものって人気がなくて、いつまでも残っているのが多いんですよね。このコートも、今季のキーアイテムのようなのに、今も残っている…しかし私は一押しです。
ダウンコートには、毎冬困ってます。昨年はJohnbullメンズMサイズでしのぎましたが、京都の冬は半端ない寒さなので、お尻まで隠れるユニクロのプレミアムダウンロングコートの出番がきます。しかしユニクロは何度も言うようですが、袖丈が足りません。手袋の長いので間を埋めたりめんどくさいのです。なので+Jにヒッジョオオに期待しており、コレクションごとにダウンコートは1つ挑戦していますが、玉砕しつづけています。 今回もダウンシェープドラインジャケット。いやあ、まったく似合わなかった! ダウンシェープドラインジャケットは、名前通りあくまで「ジャケット」。私が着ると、来るべき長さまで裾が来ないのか、ウエストの絞ってあるところが、実際のウエストとずれるため、胴体が長く見えてしまいました。10月にもひとつロングコートが出ますが、デザインが昨年玉砕したのとほぼ同じ。たぶんこれも似合わないのでしょう。
ダウンコート、どうしてやろうか…。この夏からオンラインストアのみで買える、海外規格の棚にダウンコートが現れることを切に希望します。

その後もしつこく追加購入。ウールノースリーブドレスがわずかに残っていたので、茶色のLを購入しました。商品ページのレビューに書いておられる方がいらっしゃいますが、これはドレスではなくノースリーブのコート(笑)。私は厚手のベストとして着るつもりだったので(もとより前を閉められるはずはないとわかっていたのさ…)、非常に気に入りました。タートルセーターにあわせて着たいです。シャツにカーディガンの季節に、薄手のタートルにこれ。ちょっと変わっていていいかなと思いました。
ストレッチカシミヤロングVネックセーターはオリーブのLを購入。これもわずかに残っていたのを買いました。ゆったりしているので、Lでも入りました。Vネックといいながら、ほとんどクルーネック。少し真ん中が下がってるな、くらいの襟ぐりです。カシミヤが入っているセーターは高いのに、それから売り切れていったので、カシミヤでこのデザインでこの値段なら買いなのでしょうね。カシミヤは文句なく軽いし暖かいし、これはストレッチなので着心地がいいです。
んで、さらに値下げになっていた際に、EFCコサージュロングシャツ白のXLとローゲージロングカーディガン黒のLも購入。ロングシャツは、 「ロング」というほど長くないですが、カーディガンやセーターからほどよく出る丈と、おさまりのよい身幅。タイトすぎず、ゆったりすぎずで使いやすい!コサージュは取り外しできるので(最初から小袋に入った状態で届きました)シンプルなシャツとして使うと思います。
ローゲージロングカーディガンはあれば便利かなくらいの期待しかなかったですが、軽めのコートとしても使えるし、もっと寒くなればインにも使えるし。サイズはLでちょうどよかったです。ローゲージは若者のイメージがありましたが、太めの毛糸でも、目が詰まっていれば上質な雰囲気になるのですね。コサージュロングシャツとあわせて、ボトムスはテーパードジーンズというのが、見せたくないとこ見せずに、ほっそり見える気に入りスタイルです。
うーん、あからさまに買い過ぎ。でも、でもこれでお別れなので欲張ってしまいました。今後も一流デザイナーとのコラボがあったとしても、こんなに好みのデザイナーとは限らないですもん。なんならメンズも片っ端から試したいくらいに好きなのです。
+Jは、本当に普段にもちょっとしたフォーマルにも活躍していて、買っておいてよかったと思うものばかりです。カラフルなものが出ても、ぐっとこらえて黒と白と決めているので、どのシーズンのものとも、他のブランドとも相性がよいです。セールで4990円で買ったコットンダブルブレストコートは、今大活躍です。ジャケット代わりに(お尻が隠れるからね!)、長Tや半袖Tの上にばっさり羽織って出かけています。足元がコンバースというのが定番です。
へんな話ですが、お気に入りでも安く買えたものは、がんがん着て、着倒してやろうと思えるのがいい。ハイブランドは着心地がよいし1枚着れば、それでスタイリングが完成するので便利なのですが、私の移動手段が自転車というのがネックでした。あまりいいコートを着て自転車って、本末転倒って感じがして抵抗があるのですよ。出勤前のホステス的な香りがしないでもないし。 その点、+Jは着心地や1枚で決まるところは同じなのに、素材や値段がカジュアル向きなので、ざくざく使えるのがいいです。がんばって買った高いものって、しまっておいても仕方がない、たくさん着てやらなければと思うけど、なかなかねー。そうやって着ないうちにあまり好きでなくなるのだから不思議。 現在は、+Jのコートを着て、似合う帽子を模索中です。案外ニットキャップなのかなあ…?ツイードのハットが個人的には好みですが、私はよくよく気をつけないと、完全にベム化します。何がいいかなあ…。

2011年10月10日月曜日

ねこさま。

涼しくなってきて、ねこが恋しい季節になりましたが、ねこの方の態度は変わらず手前勝手なので、触らせてくれるときとくれないときがあります。 しかしこの夏の終わりくらいから、急激に家族になつきはじめて、ひざの上でくったりしたり、おなかのもふもふ毛を触らせてくれたりするようになりました。3年目でやっとそれくらい慣れた。さみしいとニャーと呼んだり、ごはんが欲しい以外のときでも、頭をなでてやるとゴロゴロいったりするようになったので、愛おしさ爆発です。 それまではしなかったのかというと、したんですが、回数がもっと少なかったし、ひざの上に座るのは、ヨウコ限定でしたので、かなり気をゆるしてくれてるんだなと思います。
とにかく寝てばかりです。この顔を見ると家人誰も口元が弛みます。
子どもたちがリビングにいると、等距離で座り、兄弟の末席を主張するトラ。
上の写真の続き。このもふもふのおなかにいつか鼻先を突っ込んでふがふがしたい。
寒くなってきたので、ふわふわクッションを買ってきたのだけど、慧志のお古のタオルの方が好きらしくぜんぜん活用しません。これは一瞬乗ったときの写真。やはりその後もまったく目もくれません。新しいものの匂いがダメなのかなと、1回洗濯したけどダメでした。

2011年10月9日日曜日

新しいものが良いとは限らない話。

1年に何度か、屋根裏や本棚や収納の整理をします。 私は潔く捨てる方です。「置いておく場所代の方がかかるわ(実際は家の中なので場所代はかかっていません)」的感覚です。 何でも置いておきたい主人にしたら「いるもんまで捨ててしまう」らしいです。主人のいるもんを全部置いていたら、家がどんなに広くてもあっという間に埋まってしまう…というのが実情です。
ここ数年で「あれ出して下さい」「捨てましたよ」「え、いるのに〜」という経験が2回ほどありました。それから少し考えが変わりました。
10年に1回くらいしか使わないものに対しての人の考えはいろいろでしょうが、10年に1回しか出番がないものを、「置いておく」VS「新たに買う」で、「新たに買う」苦痛の方が、私にも大きくなってきたんです。完璧に無駄ですもんね。そして、同じようなものを探して買うのが案外難しい。なんとか探して買っても、まったく一緒でなかったり、昔のものより作りが甘くなっているものがあるなあと思いました。
私が若い頃でもそういうことはあったんでしょう。こっちが年を取って、新しいものに対応できなくなってるだけかもしれない。あるいは目が肥えて見極める力がついたのかもしれないし、必要な機能とそうでない機能をしっかり理解してるだけかもしれません。どの理由かはあまり判然としませんが、最近は「あー、あの壊れたのんと同じやつがほしい〜」と思って、スーパーを転々とすることが増えたような気がします。だから、たとえ「これと同じもの下さい」と持っていく見本としてでも、置いておくのがいいと思うようになりました。
主人にそう言うと「そうやろ」とニヤッと笑って「でもどっちかが捨てていかへんかったら、ゴミに埋もれて暮らすことになってしまう」と言ってました。そうだね〜。 うまいことしたもんで、夫婦でどっちも捨て派、どっちも溜め込み派というのは少ないような気がします。夫が溜め込めば、妻がやいやい言って捨てさせる。妻が捨てられないと、夫がこんこんと説得する、といった感じでカップルになっているような?
脳が固くなって、新しいものに対応できなくなってるというだけではないなと思う今日このごろ。やらねばならぬことがどんどん増えているような気がします。じっとしているように見えたおばあちゃんも、きっと頭の中では段取りがぐるぐる回っていたのね…上の空で返事していたお母さんの頭の中でも、やらねばならぬことのリストアップをしていたから、私の話を聞いていなかったのねと思います。決して脳が硬化していたわけではなく(今の私も同じよ…ごめん、子どもたち)!忙しいと、作業時間を完全に読み切りたい。いつもと同じ時間で終わらないと、次の作業にずれ込みます。だから新しいものはノーサンキューなのだね。お中元のビール詰め合わせセットくらいのでっかい洗濯粉を、それだけ買うために買い物に行っていた祖母や、ペットボトル1リットルくらいの台所洗剤を買い続けてる義母の気持ちがわかりだした今日この頃。使い心地とか、手順が変わるのがめんどくさいんですね。めんどくさいの裏側には、必ず体の不調がある。元気でいたいなあ。手順をふんで、丁寧に生きるのには、体力がいりますね。
見つけたら買うのシリーズ(いつからシリーズ化?)。ヤマザキパンの「マーラーカオ」。中華風の蒸しパンです。実家にいたときに、父が買ってきて以来、よく食べました。昔は確か6個入りだった記憶がありますが、現在は5個入り。結婚して長らく見なかったのですが、ふだん行かなかったスーパーにあるのを見つけて以来、よく買います。いつもは誰にもあげずに1人で食べますが(5個一気食いとか)、先日「徳を積もう」と子どもにも1個ずつあげたら「すごいおいしい」と喜んでいました。徳を積んだはずなのに、ちょっと心が痛みました。しっとりしてて、レーズンがのっててほんとおいしいです!
そういや見つけたら買うのシリーズ、フリトレーの「チートス」もそうなんですが、これまた実家の父も好きだったものでした。こっちは久しぶりに買って食べたら、あまりのチーズの匂いと味の濃さにびっくり。これをもりもり食べてたのか…。