2012年4月26日木曜日

遥かなる影。

庸子が吹奏楽部で演奏するという曲は、先生が聞かせて下さるのだけど、興味がわけば私も買い与えるようにしています。吹奏楽のCDなんて在庫なんか少ないだろう…と思っていたら大間違い。吹奏楽に青春を費やしたお歴々のおかげで、つねに検索にひっかかり、在庫も豊富です(こういうのは求める人数の問題)。ユーチューブでも生演奏が聞けますし、いい時代ですなあ。ラジオで聞いたあの曲を探し求めて梅田のレコード屋、中古屋、足で探した、ああいうことは今はないんでしょうねえ。まあ反対に、わざわざ歩き回ることはないということは、「わーここにこんなものが!」というお宝発見もないわけで。いやそれも検索の旅の途中であったりするか…。どっちにしても楽しいですな。音源収集。
先日は「カーペンターズのメドレーをやる」というので、そういやうちにはカーペンターズはなかったと思って、ベストを1枚購入しました。1曲目から、青春の輝き、愛のプレリュード、スーパースター、雨の日と月曜日は、トップ・オブ・ザ・ワールド、シング。驚きます。どれもこれも歌える。いつ口ずさめるほどに聞き込んだんだろう?親が聞いていたか、ラジオでたびたび流れていたか… そのどちらかで、こんなにも刷り込まれているポップミュージック。国民的愛唱歌ですが、今はそういうの生まれにくいですもんね。 中学生のときは好きでも嫌いでもなかったけど、高校生になったら「お上品でイイコちゃん」過ぎて、少し恥ずかしくなったカーペンターズ。改めて聞くと涙が出ました。曲にまつわる思い出があるわけではなく、この曲を聞くと動く感情があるんですね。追憶というんでしょうか。何が悲しいわけではなく、キラキラしてたな…というまぶしいものに出会ったときの涙というか。そういう意味ではこのベストのサブタイトルに「青春の輝き」とつけるのは本当に当たっています。イヤミのない、いつ聞いても「なつかしい」。だって私にとってもちょっと古いもん。オンタイムではないんですよ。きっと庸子にとってもそういう曲になるでしょう。カーペンターズで私がいちばん好きな曲は「Close to you」邦題「遥かなる影」です。今回初めて歌詞を読んだら、曲調から悲しい恋の話だと思っていたのに、あなたが大好き!という内容でした。驚きました。
カーペンターズを聞いたら、小学6年くらいから中学生にかけて聞いていた曲が懐かしくなり「サイモン&ガーファンクル・グレイテスト・ヒッツ」を買いました。これ、レコードで親から誕生日プレゼントにもらったんです。小学6年のときに。確か5年のときはマンハッタントランスファーやった(笑)。いや、逆やったかな?とにかく、カーペンターズと同様にベストを買おうと思って見たら、この盤は音楽会社のベストではなく、ポールとアート自らが選曲したベストなのだそうで…ライブ音源も入った少し毛色の違ったものだったそうなのです。
「当時聞いたものが聞きたかった」私にとっては、ソレが手に入れば言うことなし!ということで(レコードは聞く環境がないので、実家に置きっぱなしなんですね〜。そういやホイットニーヒューストンのファーストもそうなんだった。彼女の訃報を聞いたときに探したらなかったので)購入しました。両親が「S&Gは歌詞を読め」ということで、訳詞カードを見ながら何度も聞いたのを覚えています。当時の印象は「よくわかんない」。人気の歌だということなのに、歌詞はいまいち散文的だなあと。今改めて効くと「フィーリン・グルーヴィー」と「アメリカ」がよかったです。
よくわからん小学生のときに、こういうのを聞く機会を作ってくれてよかった。小学生のときに高野山登って曼荼羅見せてもらっとくようなもんですね。大きくなって「今、またあれが見てみたい(しかし小学生の旅行だから見せてもらえたもんらしく、普通に大人が行っても見せてもらえないもんがあるんですよ!)」と思うために、チラ見させとくんですね。小学生のときの体験ってそういうもんだと今になって思います。子供には退屈でも、いいものとか本物を知る機会があるのって大事だと思うなあ…。今の修学旅行って、テーマパークなんだよね〜。そりゃ一瞬の子供ウケは抜群だと思うのですが…今は一瞬のウケの方が、いずれ来るかもしれない(来ないかもしれない)充足より大事だという流れなので、仕方ないのでしょうな。家庭で育むしかないか。

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